Googleツールバー4 でOPACを検索
2006/09/11
Googleツールバー4(Internet Explorer6以降用)の新機能として、好きな検索フォームを追加できるようになった話は前回のエントリの通り。
http://www.google.com/tools/toolbar/buttons/intl/ja/apis/started.html
に、http://slashdot.org/ を登録する手順が紹介されています。
(Googleツールバーは http://toolbar.google.com/T4/intl/ja/index.html からインストールできます。導入は自己責任でお願いします。)
自動登録を試してみた。Googleツールバー4がインストールされている状態で、追加した検索フォームの上で 右クリック→[カスタム検索を実行] を押すと[カスタム ボタン生成ツール]ダイアログが立ち上がり、タイトルと説明の編集画面が開く。favicon.ico も取り込まれているところが心憎い。
これだけの作業でカスタム検索用のボタンが追加された。わあ簡単。ツールバーの入力フォームに検索語を入力、[G▼]ボタンをクリックしてさっき追加した検索フォームを指定。そして[実行]ボタンを押す。
そこで返されるのは無常にも「ヒット件数0件でした。」の文字。関連語を表示しろよとかNACSIS WebCATへのリンクぐらい張れ、というのは最近の流行だが、出てくるはずの語を入れてもヒットしないのはおかしい。
再び入力フォームの[▼]をクリックして、[管理...]を選択、さっき追加したカスタムボタンを選択して[編集]を押す。さらに[詳細エディタを使用する]を選択する。
Webブラウザ上で編集画面が立ち上がる。
内容はこんな感じ。
<?xml version="1.0"?>
<custombuttons xmlns="http://toolbar.google.com/custombuttons/">
<button>
<search>http://opac1.cc.affrc.go.jp/alis/summary.csp?TL={query}&TLopt=AND&AU=&TLKopt=&TLopt=AND&AUKopt=&AUopt=AND&PUBDT=&ISBN=&ISSN=&DB=all&kikan=1&Srt=TL&SELECTgroup=0&RANGE=50&SELECTkikan=0&reqcharset=SJIS&LANG=JPN&CHAR=SJIS</search>
<site>http://library.affrc.go.jp/</site>
<title>library.affrc.go.jp</title>
<description>農林水産関係試験研究機関 総合目録</description>
<icon>
(ここはfavicon.icoがエンコードされているので略)
</icon>
</button>
</custombuttons>
検索語は{query}で、&は&に置き換え、その他の内容は[カスタム検索を実行]で取り込んだページの<form>タグの内容であることが分かる。
とりあえず使用する文字コード(ここではreqcharset,CHAR)をUTF-8に変更して保存。今度は正常に検索結果が返ってきた。
さらに、範囲指定してから右クリック→[他の検索タイプ]→[(作成した検索フォーム)]で、指定の検索システムに範囲指定した単語を送信して検索することも可能に。Good。
説明等も含めてもうちょっと変更。
<site>http://library.affrc.go.jp/</site>
<title>農林水産関係試験研究機関総合目録</title>
<description>農林水産関係試験研究機関総合目録を書名から検索します</description>
こんな感じに。これで、ボタンの上にMouseOverするとdescriptionの内容が表示される。
次に、「API ドキュメント」 を読んで、「サイトからボタンにリンクを貼る」を試す。要は先のXMLファイルをリモートに置き、googleサイトから引っ張ってもらうようだ。
リンクとしては以下のような構文。
http://toolbar.google.com/buttons/add?url=http://library.affrc.go.jp/api/alis4googletoolbar.xml
↑このリンクをクリックすると、ツールバーに「農林水産関係試験研究機関総合目録」が登録されます。
「API ドキュメント」を読むと、GETだけでなくクエリを POST として送信する場合でも使用できそうなので、たいていのOPACには適用可能ではないかと。もうちょっとhackし甲斐がありそうです。
こうして作ったリンク。さりげなく利用はできますが、課会で「『Google ボタン ギャラリー』に追加してよいか」と図ったところ幹部の沈黙が。マズイ。何かとてもマズそうな空気だ。
とりあえず、「またご相談させていただきます」として逃げたが、余計な議論を呼びそうだ。
どうする図書館退屈男。明日の「サラリーマンNEO」でも見て考えることにしよう。
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