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2006年10 月

大阪ストラット

 もう11月の足音が聞こえてきましたが、先日のセミナーのレポートなど。

 やってきました関西シリーズ第2回講演。たのしい大阪ゆかいな大阪。大阪駅から阪神百貨店方面の歩道橋を見上げ、「待っていれば『探偵!ナイトスクープ』のインタビューがあるかも。(レポーターは小枝希望)」と思いつつ、ホテルへ向かうため一旦地下街へ。早速梅田の地下街で迷いましたよ。ええ。
 
 講演までには時間があったので、ホテルで休憩、身支度を整えていざ会場へ。向かうは大阪商工会議所。着くのが早すぎてちょっと気まずかったかなと反省。
 会場は地下の会議室。ネットワーク、プロジェクタの接続を確認、担当の委員さんとちょっとお茶した後、再び会場へ。
 講師紹介、簡単な自己紹介の後、90分一本勝負延長なしのセミナー開始。スライドの説明は概ね60分で終了、あとは各種デモ。この講演に間に合わせた新着資料タイトルのタグクラウド(高機能型プロトタイプ)も何とか紹介。しかし時間を読み間違えてTimeOver。質疑応答が十分に出来なかったが残念でした。伝えたいことは山のようにあるのですが、もっと吟味して紹介することが必要と痛感。
 セミナー後は事務局や委員の皆様と近くのお店で歓談。刺身が厚切りでおいしかったです。さすが大阪。遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
 翌日はのんびり駅周辺をぶらぶらしつつ、立呑みの串焼屋さんに心惹かれつつ新大阪へ。お土産にグリコのショップ「ぐりこ・や」で「ポッキーのケーキ」(でかい)などを買い、慌てて新幹線で帰京。

 数日後、事後のアンケートの回答を取りまとめたものを送っていただきました。
正式な復命書としては、

当所におけるRSS活用とその事例についてデモを交えて講演を行った。事後のアンケートによると、「自館でのサービスの参考にできる内容」「これからのOPACやWebを使った図書館サービスを考える上で刺激になった」など、当所の事業の紹介のみならず、図書館におけるRSSとその応用の可能性についての理解を広めるきっかけとなったものと思料。

などと書くところですが、厳しい指摘も頂きました。
「関西人だから遠慮なしですよ」とのフォローも頂きましたが、曰く、

・話すスピードをもう少しゆっくりして
すみません、いつもマシンガントークでご迷惑をおかけしております。ゆっくりしゃべる練習は常しているつもりですが、熱くなるとテンポが上がってしまいます。反省。
・内容が盛りだくさんで高度で消化不良
確かに情報量は多かったかもしれません。一方で、「情報が多く内容も充実」というご意見もあるのですが、ポイントは絞ったほうがよさそうですね。
・時間をきっちり管理してほしい。
はい、まったくご指摘の通りです。時は金なり。時間は守りたいです。

などです。

 アンケート中で頂いた質問等には別途お答えしてお送りしたところ、先方のサイトに報告と合わせて掲載していただけました。ありがとうございました。
 確かに、もうちょっと時間をとって、参加された方のご意見などを頂くべきだったと反省しています。

 タグクラウドについては、

  • 今のタイトルからの切り出しだけではあまり意味が無いように思う。件名やシソーラスも活用できればよいインターフェースになるのではないか。
  • 今の逆に、件数の少ないキーワードを目立たせてはどうか。「農業」「技術」などありふれた語句よりは、あまり見ないキーワードを正面に立てたほうが意外性があってよいかも。

 とのご意見を頂きました。今後のシステム改良の参考とさせていただきます。

 とにかく、発表の場を与えていただいた専門図書館関西地区協議会事務局並びに関係各位に感謝します。


全国ツアーも後2つ、と思っていたら第2次追加公演(名古屋)が設定されました。10/29現在の講演等予定は以下の通りです。

 残りの一つは来年3月、名古屋大学が会場です。詳細が決まりましたら然るべきところから公開される予定です。東海地区の皆様、よろしくお願いします。

「木更津キャッツアイ」みたいに、「ワールドツアー」と銘打ってみたいところですが、書いてしまうと本当に依頼が来そうなのでやめておきます。


生まれたところを遠く離れて

 どこの町でも聞かせてやるさ
 枯れた技術とひきかえの図書館屋のRock&Roll

 どこの町でもOPAC2.0。ということで明日は専図協関西地区協議会からのお招きにより大阪講演です。セミナーは20:30まででして、この時間だとTXでつくばにはもう帰れないのでお泊りです。(守谷までなら帰れます。念のため。)

 今回のリクエストは、

実際にサービスを提供する際、どれくらいの技術力で、どのようにすれば実現できるのかについても触れて欲しい

 とのこと。よく考えてみると、これが難しいのです。「シスアド初級クラスならOK」みたいに資格などで明確に区切れるものでもないですし。
 当所の場合、少々のことならPerlなどそのあたりに転がっているツールや作例を見よう見まねで組み立てて、何とかサービスに仕立てています。そういう意味ではPlaggerはgoodなツールです。で、規模が大きくなったり後々のメンテナンスが必要と見込まれる場合は、うまく各種システム更新のタイミングに併せて仕様に盛り込み、あとはベンダに指示しつつ一緒に構築、運用となります。
 RSS系のサービスも同様で、始めはMovableTypePukiWikiなど手元でもできる環境で出力の試験をしていましたが、「使えそうだ」という確信と共に仕様策定、配信システムを別途構築、さらにOPACへの組み込みなどを行っています。もちろん、この場合には「やりたいことを仕様書にしてきちんとベンダに提示する」能力が問われるわけですが。(これが出来ないばっかりに初期設計に失敗したこともあります。)

 今回はアプリケーション(手入力含む)によるRSS生成と出力からその応用まで前広にご紹介する予定ですが、どのあたりまでテクニカルな話題をしてもかまわないのか、いつも悩むところです。分かりきった話でも退屈でしょうし、かといって自分のレベルをはるかに超えた話題を聞かされてもどうなのかと。いつも場の雰囲気を読みつつ綱渡りです。

 でも、少々の好奇心と、OSを(論理的に)破壊するくらいの実験をしてもかまわないPCと、わずかな時間とネタになる参考書があれば、そこそこのことはできるし学べるのではないかとは思うのです。あと「詳しい人」が周りにいればなおよしです。(内輪なのであえて名は上げませんが、いつもお世話になっています。ありがとう。)

 結果は24時間後には明らかになっているでしょう。ああ。


10月…

 AJAXでも勉強しようと思い書店に入るも、出てくるときに手にしていた袋にはガンダムエース11月号増刊 お笑い特集号が入っていたのはなぜなのか。いや、本当はAJAX Hacksとか実践AJAXとか欲しかったのですが誰も信じませんかそうですか。

 10月になりました。例年なら職場では人事異動があったりしてばたばたなのですが、今年は職員の人事異動はなく、平穏無事…ではなく、レファレンス協同データベース研修会の事前課題に取り組んだり10/11の大阪講演のスライドを作ったりと図書館退屈男的には泥縄な日々です。あげくに http://a9.com/ にアクセスするとユーザーインターフェースがすっかり様変わりしていて、せっかく作った弊社OPAC導入マニュアルも書き直しを強いられる羽目に。詳しくはInternet Watchの記事あたりが参考になると思います。

 そして、文献複写など仕事の補佐をしてくれていた非常勤職員さんが9月いっぱいでご退職。後任は募集中で、「われわれの館」にも掲示しておりますので募集要項を隅々までよく見て納得の上でご応募ください。「このブログを見た」と言っても何の効力もありませんのでご注意ください。

 そういえばGoogleツールバーのボタンギャラリー。9/20のエントリの通り、

 1はGoogleへの申請が必要。動作確認は済んでいるのですみやかに必要事項を記入、送信。「数日で終わるよ」と英語の自動応答メールが返ってきたが、日本語で記入しても大丈夫だったのだろうか。

 と送ったきりで掲載される気配なし。先のメールには、

We'll review it over the next few days, and if it's accepted, you should see it up on our custom button site within a few weeks.

  とあったので、今は"a few weeks"のあたりであることを願いたいです。ちなみにエントリしたカテゴリは「リファレンス」です。

 WarewareGoogleツールバー4。キーワードを検索窓に入力すると履歴と候補を示してくれます。

ちょっと便利なのですが、「われわれ」と打つと左図のように「我々は一人の英雄を失った」だとか気合の入る演説の候補を示してくれるのですが、それは図書館退屈男のPCだけですかそうですか。


 ただの近況報告なエントリになってしまいました。次回はRSS→Plagger→HyperEstraierあたりのネタということで一つご勘弁を。