あのとき僕らは端末の前にいた(3)
2009/01/17
(2007年のエントリ、「あのとき僕らは端末の前にいた(1)」「あのとき僕らは端末の前にいた(2)」
の続きです。)
当時の自分にできたこと。課に1台しかないX端末(他にGUIを持つマシンはMacintoshぐらいだった)上でmnewsを開き、ネットワーク ニュースに次々と流れてくる現地の、マスコミでは報道されないような地域レベルの被災情報を集め、サマリとして公開することだった。
(図書館退屈男. "あのとき僕らは端末の前にいた(1)". 2007-01-17.)また、サマリをプリントアウトし、インターネットに接続されていない地域や海外に送信し大変感謝された、との情報も頂いた。FAXまでは想定していなかった。
正直、どのくらいの人があのサマリを必要としていたのか、どこまで配布されたのかはわからない。もしかすると、デマも混じっていたのかもしれない。
しかし、当時のネットニュースでは実名@所属での投稿が普通のことであったし、信頼するほかなかった。
(中略)
残念なのは、当時は「保存」がこの中から抜けていたことだった。インターネットで生まれしものはインターネットの中に消えるのか。自分の手元にさえ、もうサマリは残っていない。
(図書館退屈男. "あのとき僕らは端末の前にいた(2)". 2007-01-19.)
GIGAZINEの記事、「あの「阪神・淡路大震災」で本当は一体何が起きていたのか、その真実がよくわかるムービー集」に触発され、ここで触れた「被害状況のサマリ」についてサルベージし、Webサイトに置くことにしました。
真偽や粒度も定かではない情報ですが、残しておくことが大事であると考え、サルベージしてきました。
2020年1月16日追記:
「ネットワークニュースから収集した阪神・淡路大震災関連情報のサマリー」について、このサーバに置き直して公開しています。
>「被害状況のサマリ」についてサルベージし、Webサイトに置くことにしました。
すいません。これって今は見ることができないのでしょうか?
投稿情報: nogajun | 2010/01/16 21:47
> >「被害状況のサマリ」についてサルベージし、Webサイトに置くことにしました。
> すいません。これって今は見ることができないのでしょうか?
サーバの更新などでファイルが失われていましたが、先ほど復旧しアクセスできることを確認しました。
ご不便をおかけしましたが、よろしくお願いいたします。
投稿情報: 図書館退屈男 | 2010/01/17 02:26