生まれたところを遠く離れて
2006/10/11
どこの町でも聞かせてやるさ
枯れた技術とひきかえの図書館屋のRock&Roll
どこの町でもOPAC2.0。ということで明日は専図協関西地区協議会からのお招きにより大阪講演です。セミナーは20:30まででして、この時間だとTXでつくばにはもう帰れないのでお泊りです。(守谷までなら帰れます。念のため。)
今回のリクエストは、
実際にサービスを提供する際、どれくらいの技術力で、どのようにすれば実現できるのかについても触れて欲しい
とのこと。よく考えてみると、これが難しいのです。「シスアド初級クラスならOK」みたいに資格などで明確に区切れるものでもないですし。
当所の場合、少々のことならPerlなどそのあたりに転がっているツールや作例を見よう見まねで組み立てて、何とかサービスに仕立てています。そういう意味ではPlaggerはgoodなツールです。で、規模が大きくなったり後々のメンテナンスが必要と見込まれる場合は、うまく各種システム更新のタイミングに併せて仕様に盛り込み、あとはベンダに指示しつつ一緒に構築、運用となります。
RSS系のサービスも同様で、始めはMovableTypeやPukiWikiなど手元でもできる環境で出力の試験をしていましたが、「使えそうだ」という確信と共に仕様策定、配信システムを別途構築、さらにOPACへの組み込みなどを行っています。もちろん、この場合には「やりたいことを仕様書にしてきちんとベンダに提示する」能力が問われるわけですが。(これが出来ないばっかりに初期設計に失敗したこともあります。)
今回はアプリケーション(手入力含む)によるRSS生成と出力からその応用まで前広にご紹介する予定ですが、どのあたりまでテクニカルな話題をしてもかまわないのか、いつも悩むところです。分かりきった話でも退屈でしょうし、かといって自分のレベルをはるかに超えた話題を聞かされてもどうなのかと。いつも場の雰囲気を読みつつ綱渡りです。
でも、少々の好奇心と、OSを(論理的に)破壊するくらいの実験をしてもかまわないPCと、わずかな時間とネタになる参考書があれば、そこそこのことはできるし学べるのではないかとは思うのです。あと「詳しい人」が周りにいればなおよしです。(内輪なのであえて名は上げませんが、いつもお世話になっています。ありがとう。)
結果は24時間後には明らかになっているでしょう。ああ。
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