近づく発表、そしてオフ
XooNIps library module v.1.0成果報告会

RSSをレクする

 レファレンスカウンター。午前10時。いつもと変わらない朝の空気。遠方より会議のため出張してきた別の研究所の課長に挨拶をしているときに、任務はやってきた。

 総務課長がカウンターに現れこう告げた。

「時間ある? 所長がRSSについて詳しく知りたいらしいから、レクお願いね。よろしく。」

 時間があるもなにも、特段の用務は今ないので所長対応なら優先順位は最上位になる。ここで言うレクはレクリエーションのレクではない。レクチャーのレクだ。(ちなみに、記者発表/説明は記者レクとも言う。)
 資料準備と課長のクリアを取るため1時間の猶予をもらう。取り急ぎ、最新版のスライド何枚かを組み合わせ、RSSの説明と当所での取り組みを中心としたセットに再構成。いつでも出せるように用意してあったアクセスログを掘り起こす。手持ちで関連の雑誌記事も準備。係個別に取り組んでいる細かい事業について、幹部に直接説明できる機会などそうはない。機会はできるだけ有効に使いたい。資料を吟味の上、課長のクリアは取れた。

 1055時出撃。隣の棟の所長室に入り、30分程度でRSS利用のメリット、当所での数々の取り組み、今後のサービス展開などについて説明。「一行で表すとこうです。」というようなフレーズやイメージしやすいポンチ絵(絵入りの説明用ペーパーはこう言い習わされている)を用意できたのが功を奏す。理解していただけたようでほっとする。
 レクした内容は、来週の本社の会議で当所の図書館総合展出展とプレゼンテーションを紹介する際の参考とするという。うまく当所での事業の広がりを宣伝してくれれば社内でのアピールにも繋がり双方にとって都合がいい。Win-Winだ。

 去り際に所長から一言。「あ、君のプレゼンテーション、聞きに行くからよろしく。申し込みとかいらないよね?」
 ええ、所内の方は申し込み不要ですが・・・ボスが聴講されると思うと・・・なんか胃が痛いような気もしてきた・・・help me。

 とはいえ、周囲の図書館と比較して当所はどのようなイメージで見られているのか、またサービスの評価はどうなのか。そもそも図書館の役目は何か。幹部にとって肌でわかりやすく感じられるのは図書館総合展ぐらいだろう。ご来訪の折には、その辺も含めてしっかりご案内することにしよう。

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