LibXと対峙してみた (Catalog激闘編)
第9回図書館総合展(1日目)

国立国会図書館がソーシャルブックマークを始めると誰が予想しえたのか。

一気に10光年ぐらい引き離された感じがした。ただ唯一の国立図書館の力を見せつけられた。

「10月中旬より提供予定」と告知されていた国立国会図書館デジタルアーカイブポータル PORTAが公開されたとカレントアウェアネス-Rで告知されていた。

とりあえずユーザ登録。このページを読んだらすぐ登録すべきだ。

検索そのものは以前のプロトタイプとそれほど変わらない(ように見える)。エンジンはGETA。ただし使いやすさは格段にアップしている。

ここで強調すべきなのはこのサイトの「ポータル」度の強さだ。ユーザ登録してパーソナライズ可能な実装を列挙してみる。詳しくはヘルプを

  1. ユーザ種別に応じた検索対象等の設定

    一般、図書館員、自然科学系、人文科学系、子どもの5種類から所属ユーザグループを選択できます。各グループに応じた検索の設定(検索対象、分類等)が初期値として予め設定されています。初回ログイン時にはユーザグループの設定がデフォルトで反映された状態となります。(ヘルプより)

  2. RSSフィードの登録
    ログイン画面に好きなRSSフィードを登録できる。しかも複数。
  3. ブックマーク
    検索結果をブックマークとして登録できる。しかもタグ+コメントも付与できる。そして公開可能。超ソーシャル。スイーツ。☆とかつけられると最高。
  4. レコメンド
    検索結果の「おすすめ」をクリックすると…
    「この資料を閲覧したユーザーは他に以下の資料を閲覧しています。」
    これが蓄積されていった暁には…。

国立国会図書館がソーシャルブックマークを始めると誰が予想しえたのか。斜め上を行った展開。

画面を構成する部品であるポートレットはiGoogleばりに自由に移動可能。
APIなんて当然のように実装済み。他のデータプロパイダとの横断検索のほか、PORTAそのものがデータプロバイダとして機能する。

 PORTA自身がデータプロバイダとなり、外部システム等がPORTAの検索機能をシステム的に活用可能となるよう、API(Application Programming Interface)を提供します。APIの種類としてOAI-PMH、SRW、 OpenSearch、OpenURL等を想定しています。現在提供準備中です。
(「連携を希望される機関の方へ」より)

来る図書館総合展とかでも詳しい話が聞けるのだろうなあ。きっと。

い、いや、悔しいとか、己(と自機関の)の無力さを嘆いているとか、そういうわけじゃないんだから!素直に「すっげえ」と褒めているだけなんだからぁ!

…「連携希望」と書いてメールでも出そう。俺たちは負けない。(←誰に?)

コメント

base515

さっそく登録してみました。
システムがまだ、不安定みたいで、エラー画面が表示されますね。

でも、NDLがこれを公開したのは、ほんと、すごいっす。
RSSの管理機能があればもっと、よかったのだけど。

図書館退屈男

base515さん、RSSはユーザ登録後、ログインして
1. パーソナライズをクリック
2. 「ホームタブに配備するポートレット」の[RSSフィード]の[表示]にチェックを入れる
3. [保存]を押す
4. いったんログアウト
5. もう一度ログインすると、ウインドウ左下にRSSの登録画面があります。
詳しくはヘルプの
http://porta.ndl.go.jp/portal/manual.htm#_Toc179896732
をどうぞ。
(RSSの管理機能について読み違えていたらごめんなさい)

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