図書館

広報開始

兼ねてから触れておりました、弊社の某展示会用blogの公開を開始しました。spamライクな宣伝の成果もあり、今日一日で100件を超すアクセスを頂きました。ありがたいことです。ご興味ある方はこちらからどうぞ。

次のネタ用に、こんなページも試作中です。例によってスタイルシートと格闘した結果なのですが、ちょっとウインドウのサイズを変えると表示が崩れるという間抜けっぷりです。運がよければきれいに表になって表示されるはずです。

あと、次の次のネタはOpensearch。perl使いの後輩にスクリプトを書いてもらっています。その出来たるや、「なんちゅう、なんちゅうものを書いてくれたんや・・・」と喜びの涙状態です。もうちょっとしたら公開できる見込みです。


なお、ちょっとしたリサーチのため、上の二つのリンク先のURLには ?cyb と入っています。リンク等される際はこの文字列を削除してください。2つ目のURLは近々変更の予定ですので、ご注意ください。


図書館OPAC対google

いつもお世話になっているcybozu.netプロジェクトチーム公式Blogの9/26付けエントリ「Googleの脅威」によれば、google内部では

「われわれのミッションは、世の中にあるすべての情報を、Google通じて得られるようにすること」
この言葉は、創業者である、ラリー・ページ、サーゲイ・ブリンはもちろん、Googleの社員が必ず発する言葉らしいです。この言葉が現実になる日は近いのでしょうか。

と言われているとか。

そういえば、ここ数ヶ月、うちの図書館の目録検索システム(OPAC)にgooglebotから書誌詳細情報(通常は検索I/Fからアクセスしないと参照できません。)にむやみにアクセスがあり、しかもISSNや内部で書誌一件毎に割り振っているコードでgoogleを検索するとヒットするのです。他の図書館でも同様です。

どこから、どのようにアクセスしているかは解析中ですが、googleが図書館の膨大な目録情報すら飲み込んでしまうような、そんな危惧さえ覚えます。


10 Years

 とある図書館に勤続して約12年。1年ちょっとは図書館とは別の情報系の部署に勤務していたので、図書館で働いた期間は10年と数ヶ月。
 そんな自分の10年の勤務に対し感謝状を頂けるということで、永田町某所へ出張したのが先週の話。厳粛な雰囲気の中で感謝状を頂いた後は、関係者との懇談会。
 思い出すのは、今の職場に配属になって以来、主にWebを中心としたインターネットテクノロジーやアプリケーションに関わってきたこと。1993年にX 端末で見たNCSA Mosaicの上で回転する地球を見たとき、そして英語のテキストを頼りにテキストエディタで初めてHTMLファイルを作ったとき、 10年後にWebがインターネット全体、いや世界を支えるインフラになるなんて思いもよらなかった。gopherWAIS、archieといったもう消えていったアプリケーションやサービスのこと、CERNやNCSAのhttpdの設定の小技に血道を上げたこと、増え続けるWebのトラフィックを少しでも軽減し、バックボーンへの負荷を減らして利用者にはスムーズなアクセスを提供するためCERN httpdのcacheやSquidを利用した分散Webキャッシュ網を構築したこと、一見すると仕事は図書館屋らしくはないけれど、全てが当時は新鮮で、楽しかった。
 図書館屋らしい仕事といえば、Webによる情報発信の支援やその手法の把握。HTMLとWebサイトの作成から、CGIによる文献複写依頼の受付と処理システムの開発、StreamWorks、VDOLive、RealSystemなどを使った動画配信技術による情報発信の支援、フリーの検索エンジンを利用したサブジェクトを限定したWeb検索システムの開発と提供。新しい技術を見るとつい手元で試したくなり、目処が立ったら即提供。今考えると無茶もしたけれど、勉強もさせていただいた。システムライブラリアンの仕事とはこんな感じなのだろうか。周囲にも感謝したいところ。
 そんなことを考えつつ、その日の夜は霞ヶ関界隈の図書館関係の友人たちと会食。図書館の話題はもちろんのこと、オタライクでコアな話も盛り上がる。もうちょっとこの世界でがんばろうという気にもなってくる。付き合ってくれたみなさん、ありがとう。そして、これからもよろしく。


 そんなわけで、時流に乗ってblogを始めてみました。まだここのサービスはalpha版だそうで、カテゴリやメニュー、デザインが編集できなかったりと、未実装の機能が多いようですが使っていきたいと思います。昔はみんな限りなくalpha版だったわけだし。
 トラックバックも送ってみたり。うまく届くといいなあ。


参考: