長尾館長、ありがとうございました
着任したての専門図書館員が取り組むべきこと

図書館退屈男の近年の情勢について

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図書館システムの調達と構築に疲れ果てた図書館退屈男の異動先は,小さな研究所図書室だった.

 2014年4月,20余年を過ごしたセンター館から国立研究開発法人に採用.弊社系研究機関職員にはありがちなジョブローテーションの一環で「出向」に近いが,いつ戻るとかどこに戻るとかの予定も計画も何もなく.

 組織規程によるところの図書館担当科(課じゃないんです)の業務は以下3つ.

(1) 所内ネットワークの運用・管理に関すること。
(2) 公式ホームページのセキュリティ及び運用管理に関すること。
(3) 前各号に掲げるもののほか、図書、情報及びネットワークに関すること。

 図書館退屈男の係はこのうち(2)と(3)の「図書」が担当.図書館業務は「前各号に掲げるもののほか,図書」,とまあ随分と軽く見られている.設置法には「農林水産業に関する内外の資料の収集、整理及び提供」とあるが,そいつは図書館の仕事ではないのかもしれない.

 前前任者とその前の担当者は諸事情により中途退職,このため専任担当者不在の期間が長かったからこんな扱いなのかどうなのか.前任者は相当な苦労があったことは想像に難しくはない.

 公式ホームページの更新は着任翌日から来る.CMSは未導入,Adobe DreamWeaverで手書きしてアップロードして更新.サイトの構成が全くわからないので途方に暮れつつ,作業する.

 引き継ぎのメモには「Namazuの更新処理が重いので要対処」とある.Namazu……あの一世を風靡した全文検索システムがここではまだ使われていた.図書館退屈男も昔はお世話になった.

 何を隠そう,弊社系研究機関のサーバにCERN httpd(当時)を仕込みHTMLの書き方をトレーニングし「ホームページで情報発信」の下地を作ったのは図書館退屈男とその上司である.たぶん20年ぐらい前の話になる.サイト内検索にNamazuを仕込んだのも図書館退屈男である.弊社系のWebサーバで運用しているのはもうここだけだろう.最期を看取ることもまた責任か.チェックしたところインデックスファイルが肥大化していたので,gcnmzを走らせてガベージコレクション.インデックスのサイズがきわめて小さくなり,cronで更新処理を実行しても負荷は減少したのでよいことにする.これは後でGoogleカスタム検索に置き換えた.

 引き継ぎメモの別紙には,各種の申し込みフォーム用のCGIのソースとおぼしき文字列があった.

#!/usr/local/bin/perl
#
# hogehoge CGI
# 

require "jcode.pl";

 ファイルの最終更新日は2004年だった.ソースを追うと,セキュリティ的にダメな予感しかしない.すぐに汎用のメール送信サービスの利用の切り替えを上申することにした.なお,当該プログラムはWebアプリケーション脆弱検査の結果「要改修」との判定が後日下る.WAFがあってよかった.

 そんなこんなで「公式ホームページのセキュリティ及び運用管理」については,給料分の仕事量はありそうである.

 問題は図書館業務である.例によって予算は少ない.契約職員の賃金と外国雑誌(冊子体は全廃されていた)契約でサイフは空になる.

 この研究所で何ができるのか.まずはユーザーニーズ,いやユーザーそのものをつかむことから始めることにしよう.


 すごーく,更新間隔が開いてしまいましたが,落ち着いたので1年前の記憶をさかのぼってblogを再開してみました.

 職場も変わったので,ここから第四シーズン,ということで.なお,まだ大学院は出られていません…….

 

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