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2009年11 月

図書館総合展(第11回3日目)

図書館総合展3日目。この日はサンメディアさん主催のフォーラム「図書館資料を100パーセント有効活用!「OPACを超える瞬間~図書館の現場から」」から。その他、詳しいレポートは以下のblogを併せてどうぞ。

発表は九州大学の片岡さんと慶應義塾大学の田邊さんから。冒頭に「『九大だからできる』『慶應だから』ということではなく、互いに知恵を出し合って、危機を乗り越えることが大事」「いい話を聞いた、だけで終わらず。後につなげていく、続けていくことが大事。」と発表のスタンスが語られた。

まずは片岡さんから。自館のWebに用意されている「とにかく検索」で様々なリソースは検索できるようにしてきたが、googleのように統合化と「見つけやすくする」ことが必要である。その手法として、Aquabrowser、Encore、Blacklight、Vufindなど、海外の次世代OPACの事例紹介の後、共通するコンセプトとして「人の思考のように探す」こと、またパーソナル化やSNSにより「参加と共有ができないか」と提案がなされた。

続いて田邊さん。システムに必要な3つ要素として以下が示された。

  • クラウドに直接アクセスできるパスを通す
  • システム構造を考慮したプロダクト選択
  • リソースの位置づけ、扱うシステムの棲み分け

現在のOPACはやはり紙ベースから電子化したもの。自館のOPACにしても、サービスフロントとして適切なのは図書館システム+OPACか統合検索システムなのか。現在もなお検討中とのことであった。

また、片岡さんからオープンソースアプリケーションXC(eXtensible Catalog)によるサービスを2010年にリリース、との構想が明かされた(XCのImplementation Partnersとして"Kyushu University working with NTT-Data Kyushu"と記載されている)。XCは図書館向けwebアプリケーションフレームワークとも言え、MARCXMLで正規化されたデータを取り込み、CMSの一つであるDrupalをインターフェースにできる。今後は、目次情報(日外アソシエーツさんのbookデータ)やCiNiiからのデータインポートも計画にあるようだ。これらによって、今までのOPACにはなかった論文情報などの検索をも取り込み、 多面的な情報検索ツールとしての運用を考えられている。

お二人からはこれらの導入に至る経緯や予算確保についても語られた。特に開発ベンダとの協同という点では、いずれも前向きな、新たな試みに積極的なベンダを選定できた、という。

残り時間が少なく、質疑はお二人からフロアに振る、という形で行われた。なぜか関係者が多いセッションだからできる技。

予算確保や合意形成、という点では筑波大の宇陀先生からコメントがあった。筑波大学は今年リプレースの予定であるが、前回のリプレース直後から次期システムの検討を開始。このことが予算削減に対抗できた、とのこと。「準備がないと攻撃も防御もできない」が印象に残る。

他機関、ベンダとの連携については、次世代OPAC情報交換用メーリングリストnxOPACの運営をされている阪大の久保山さんから。
元々は同じベンダの導入館用の情報交換を考えていたが、もうベンダにこだわらずに議論と問題意識を共有し、協調をはかりたいという趣旨が語られた。

従来の業務の変革の必要性についても取り上げられた。システムに合わせると運用とは噛み合わないことがままある。
これについては僭越ながら当方からコメントさせていただいた。

当方の図書館管理システムは1993年から検討開始、1997年から運用が始まった。最大の課題はこれまで個別に運用されてきた20以上の研究所の業務とどうすりあわせてゆくか。入力規則や分類規則、排架などすべてが異なる環境に統一したシステムを持ち込む。「こんなものは使わない/使えない」と言われても、徐々に改良を重ね業務を電子化し2004年にはほとんどの業務がシステム上へ移行された。当時検討に当たったスタッフはもう管理職になるなどしているが、「あのころ夢のように語っていたことがやっと実現した」との声もある。現在では当所と6つの独立行政法人等の60以上の研究拠点で同じシステムを使って業務が行われている。多くの先達の努力あってこそ夢が叶った。運用では担当者間の合意を取り付け、開発ではベンダと意思疎通を図る。言うほど簡単なことではないか、形は違っていてもだれもが同じ夢を持っていたからこと今日まで来れた。そう思っている。

そして今日のテーマ「OPACを超える」とは何だったのか。最後に語られたのはそれが「図書館員が図書館を超える瞬間」であること。OPACである限り図書館で終わってしまう。図書館を超えてCenter of Excellenceを目指す。図書館リーダーシップ論へのつながり。

2つのジェット機が澄み切った青空を飛行機雲で切り裂いて飛び去ってゆくのを埃にまみれた地上で呆然と眺めている。そんな気持ちにさせるフォーラム。勝ち負けとかあそこだからできるとかもうそういう次元ではない。弊社は閉塞気味にある図書館システム界隈で何ができるだろう。実践を示すことはこの流れを変えてゆけるのか。どこまで追随できるだろうか。自分ではなく、組織として。

特に、九大でのXC関連の取り組みは、単なるソフトウェアの導入ではなくその開発に積極的に関与してゆく意気込みが感じられ、刺激を受けた。一方的に海外ベンダの製品を利用するのではなく、開発にも関与する。オープンソースの世界では当たり前だが、ようやく日本の図書館員もその最前線に加わった。ソフトウェアに国境なんてない。よいものであればそれを使うだけだ。コミュニティに加わり、開発にも関われればなおよしではないか。

多くの示唆と全力で追い越された感。ポスターセッション口頭発表会場に。連れ合いと合流しe-mobileのデータカードを受領。これで回線の心配はなくなった。

午後はポスターセッション会場に集中。8セルバッテリー装備のThinkPad X41Tabletは左腕に重い。電池が尽きるのが先か、閉場が先か。

先に資料が尽きた。都合300枚。うちご説明を差し上げることができたのはおそらく100名以下。多いか少ないかはわからないが、関心を持っていただけでもよしとしよう。時間も閉場の18時が迫っていたので、ポスターをはがすなど撤収作業に移行。周囲の発表者に挨拶を済ませ、荷物を弊社ブースへ。その後は急ぎARGフェスト。一次会しか参加できなかったものの、多くの方にご挨拶できたことは収穫。


今年も図書館総合展は無事終わった。来年は出展者として来ることができるのか。(組織定員要求が通れば)弊社は来年10月に組織改編が決まっている。今の名称での出展はこれでおそらく最後。広報予算には常に見直しがかかっている。ポスターセッションで異なるアプローチの参加実績を作ったが、来年のことなど誰もわからない。

その後、このフォーラムの発表者を中心に「海外ベンダ依存はどうよ」という話題でnxOPAC上で議論があった。少なくとも連携のきっかけにはなっている。

また、図書館総合展事務局より、入場者数やポスターセッションの得票数などをメールで頂戴した。
1~3位はすでに報告されているが、当方のポスターは10位とのことであった。有効投票者数の約3%(一位は約10%)。当日の資料をResearchmapにおいたので、よろしければご覧ください。


[最終回] 図書館は視えなくなるか?  ―データベースからアーキテクチャへ ―

このイベントもついに最終回となりました。お申し込みはお早めに

イベント情報掲載ページ
http://www.d-labo-midtown.com/d-log.php

からお願いします。

今回のゲストは濱野智史さんです。(個人ウェブサイトへ)

図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ
国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談

長尾 真 氏 ・ 濱野智史 氏
これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか」

今回は対談ゲストに情報環境論/メディア論研究者、批評家の濱野智史氏を迎え、「これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか」と題して長尾館長とお話しいただきます。

「わかる」とは何か? 知の構造化、集合知とオープンアクセス、etc...。

情報環境の大きな動きの中、知そのもののありようが大きく揺らいでいるようにみえます。われわれは知との関わり方をどのように設計することができるのでしょうか。そして、知の集積として機能してきた図書館のアーキテクチャはどう変わっていくのでしょうか。

知のあり方を長く探究し続けて来た情報工学者・長尾真氏と、情報社会論から新しい批評を切り開く批評家・濱野智史氏による、シリーズ最後をかざる未来に向けてのトークセッション!

日時: 2009年12月10日(木)19:00-21:00 (受付開始 18:45)
会場・主催: d-labo/dream laboratory by SURUGA bank
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F
TEL: 03-5411-2363
ホームページ: http://www.d-labo-midtown.com/
イベント情報掲載ページ: http://www.d-labo-midtown.com/d-log.php

図書館総合展(第11回2日目)

図書館総合展2日目。雨。予想通り来場者は減りそう。今日は特にフォーラムの予定を入れずポスターセッション会場と口頭発表に専念。

口頭発表は昼時間帯。ちょうどフォーラムの終わりと発表時間がずれる好位置。昨夜急遽作成した高橋メソッドなスライドでポスターの概要紹介を敢行。黒字に大きな白ゴシック文字。聴講者は少ないものの、12インチのディスプレイで伝達するにはちょうどよい規模。そしてややウケ。終了後は、NDLチームほか発表者各位と名刺交換。好感触を得る。

直後に会場へ戻る。ポスターの下に吊っておいた資料が減っている!うれしい!昨日、職場に連絡し資料の増刷を依頼した甲斐があった。来客も様々。直接ポスターを見に来ていただいた方、通りすがった方、そして背後の共用資料置き場の資料が消えてゆく。

今日は自社ブースに無線LANルータを準備してもらった。今こそThinkPad X41 Tabletの真価を発揮する時…が、ホールB奥のここポスター会場では電波が不安定なのか、接続→タイムアウトを繰り返す。混線か。ジャミングを掛けるような機器でも稼働しているのか。原因がわからぬまま新たなデータベース統合検索サービス、Database Quick Search(いまのところ仮称)の画面遷移をオフラインのWebブラウザのタブ切り替えで説明する。電脳紙芝居。通信に依存する遅延がない分だけ効率的なのかもしれない。

14時。人並みが途切れたのを見計らって、今日もヤマザキデイリーストアでの昼食。雨は隣のビルに渡ることさえ憂鬱かつ面倒にさせる。30分の休憩の後、フォーラム帰りの人波とともに前線復帰。

客足も増える。資料を配り、説明を続ける。新たなシステムも、シンプルなインターフェースが好評のようだ。

早速、「同様の横断検索システムを組めないか」というオファーを頂く。当方のシステムは1)最上位レイヤのユーザインターフェース(Xerxes)から検索を指示、2)指定した複数のデータベースに対してMetaLibを経由して検索を実行、3)MetaLibが検索結果の重複除去などを行いX-serverを経由してXerxesに戻す、という挙動をとる。あくまで横断検索を実行するのはMetaLibで、XerxesはPHPでMetaLibを叩くインターフェース。要望いただいた規模の横断検索で、高機能なMetaLib+X-Serverの構成を持ち出すのはコスト面でいささか苦しそうだ。

取るべき道は2つ。データベース側にAPIを実装するか、横断検索システム側でHTMLの検索結果出力を Schreen Scrapingして対応するか。ここは汎用性を取り、シンプルにOpenSearchベースでの横断検索を提案。当方の動作確認用OpenSearch用検索インターフェースを提示し、イメージをつかんでいただく。

出会いは様々だ。以前なら「OPACリストを…」。最近は「いつもblog(ここだ)を…」。そして「いつもtwitterで…」に至った。ネット上のメインストリームを行くメディアの変遷はリアルな出会いを、上下ではなく、特に横、同世代の出会いを増幅する。U40LiFoMULU。いずれも近しい世代がコアメンバーだ。これらをつなげる場としての図書館総合展。もうベンダの販促活動だけではない。一度であちこちの情報が入るのは有用だし大事。コミュニティはリアルな出会いで強化される。

そして蛍の光。18時。閉場。資料の残部を確認して自社ブースに戻り、再び資料の増刷を依頼。

資料を持ち帰らずに済むか否か。それはこのblogを読んでいただいた方のご来場にかかっている。よろしくお願いします。黄色いアンケート用紙の左上の数字に困ったら「21」です。(←しつこい)


図書館総合展(第11回1日目)

朝9時。来場者としては7回目。出展者としては5回目。第11回図書館総合展の自社ブースに立つ。毎年、朝一でブレーカを起して電源を入れていたが、今年は上司に後を任せポスターセッション会場でポスター貼り。はりはり。ポスターも様々だ。一枚物でどん!と見せる物。自分のようにパワーポイントスライド6枚のスタンダードな物(確かA3横x6枚で事務局から指定があったような)。そして通りすがった知人から「字が多いね」と一言。ちょっと凹む。

ポスターの前では一人。そして説明も、対応も一人。自社ブースでの集団-個人のやりとりと異なり、ポスターに興味を持っていただいた方にパンフを渡しご説明差し上げる。タイミング。ここが重要だ。相手との距離、空気感を読み取る。ポスター発表は初めてなので、読み切れない。あとは現場で学べ、か。

10:30からは(株)まちづくり三鷹主催のフォーラム、「高品質・低コストを実現した「Ruby図書館システム」~地域でつくり地域で育てるコミュニティ・ライブラリーシステム~」を聴講。以前より、「オープンソースソフトウェア(以下「OSS」と略)」で図書館システムを構築、と聞いていたので無視できない。

ざっくりまとめると、以下の通り。

導入館:「まちづくり三鷹」の姿勢に惹かれ、随意契約で調達した。

  • 昨年の新聞記事が切っ掛け。「大手の壁を打ち崩す」に惹かれた。話を聴くことに。
  • 市長部局の情報政策担当からもPUSHがあった。
  • ITによるまちづくり、に共通点を見い出した。自治体行政経験者でもあるまちづくり三鷹によるチャレンジ、サポートは心強い。
  • OSSに対する市の懐の深さがある。他部局での導入事例も多い。
  • 保守は地元ベンダでも可能。これで地場産業の育成につながる。
  • システムは背広をオーダする感覚で柔軟な変更。
  • 出来ますか、ではなく、作れと言って欲しい。とSEに言われた。
  • 文系の、自分の発想で開発するという思想を感じた。
  • 決定した仕様の柱はOSS、WEBベース、特定ではないH/Wの三点。
  • 地元経済の活性化を考えてくれたのが三鷹。それを塩尻が粋に感じ、市として導入できた。
まちづくり三鷹:OSS、特にrubyの利用でコストダウン。
  • システムのコンセプトは「人、情報、地域を繋げる」。
  • 市民の協力を得た行政の架け橋になるのがまちづくり三鷹。
  • 和製OSSへの期待は大きい。図書館システムの閉塞感を打破できると考える。
  • rubyの生産性の高さ。プログラマも「楽しい」と言っている。
  • パッケージシステムでないと導入対象にはならない。また、契約者のみにソースとライセンスを提供する形態をとっている。
  • システム(注:Webサーバがapacheとか)は全てOSSで構成。
  • ソースコードもJAVAの半分以下。
  • アフィリエイト利用を含めたamazon API対応など、紹介していない様々な機能も用意している。紹介は次の機会に。
  • レコメンドも技術的には可能。開発は続けている。
  • パッケージの中でカスタマイズの可否は厳密に切り分けている。
  • データベースのコア部分などのサポートはについては当方で、それ以外の部分は保守業者によるカスタマイズが行える。
  • 導入館によるコミュニティから改良などの要望を聞き取り、対応してゆく。
  • ASP、SaaSにも対応可能。
「市販の、または契約時までに市販が確定されている製品であること」というのは弊社でも仕様書の基本的な記入項目ですが、「契約者のみにソースとライセンスを提供」また「パッケージの中でカスタマイズの可否は厳密に切り分け」というのは本当のオープンソースソフトウェアといえるのか。導入したらソースコードの守秘義務契約などが待っているのでしょうか。
また、「導入館によるコミュニティから改良などの要望を聞き取り」はどのベンダでも少なからず行っていることで、導入館で開発されたコードをコミットしつつ総体としてシステムの改良を図ってゆく、いわゆる「バザール型開発モデル」とは異なるようです。単にOSSでの開発によるコストダウンを看板にするのではなく、その方向で開発が進むことを期待したいです。

まあ、OSSの導入を仕様書に記載したら、「仕様中のOSS相当のソフトウェアについては弊社が開発した、また関与するものではないため、ソフトウェア自体の保守や動作保証については責任を負うものではないがよろしいか」と正論の質問書を出してくるベンダもあります。自治体/政府調達の世界ではOSSを調達できても、新たなコードの開発などコミュニティ自体への貢献はできないフリーライダーになってしまうのは仕方がないことかもしれません。

この後はポスターセッション口頭発表。何の用意もしてこなかったのでグダグダ。大変失礼をいたしました。

遅いお昼をかき込んだ後、14:00には再びポスターセッション会場へ。弊社ブースからご案内されてきた方、またこのポスターを目当てにおいでいただきました方に感謝いたします。アンケートっぽい黄色い紙の左上には、「21」とお書きいただければ幸いです。アメリカンフットボールの背番号で言うとランニングバックですよ。

今日の失敗は諸般の事情で弊社ブースに無線LANを敷設できず、このためポスター前で iPhone 3G でデモをすることに。頼みのe-mobileカードは自宅。
実は、こんなこともあろうかとスクリーンショットをスケッチブックに貼っておこうかと思い買いおいていたのですが時間不足で作業できず。でも、「iPhoneでも検索できる」システムと言うことでお許しください。

Share photos on twitter with Twitpic明日は10時ぐらいから会場におります。この魚の布バッグが目印です。お気軽にお声をかけてください。


進出ス!(パシフィコ横浜的に)

今年もやって参りました図書館総合展。

今回はポスター発表者ということで、いつもの弊社ブースでのデモなどもありますが、個人戦メインの配置となっています。

とりあえず現時点での予定など書いてみます。
不在の際はポスターセッション会場(掲示番号21)に行き先を書いておきますが、弊社ブースと行ったり来たりになりそうです。

  • 11月10日(火)
    • 10:00までにポスターを貼る
    • 10:30-12:00 まちづくり三鷹さんの「Ruby図書館システム」聴講
    • 12:20-12:25 ポスターセッション口頭発表(展示会場内)
    • 12:30-18:00 ポスターセッション会場周辺にいますが、13時を過ぎたらお昼に行きます。
  • 11月11日(水)
    • 10:00-12:00 たぶんポスターセッション会場周辺にいます。
    • 12:20-12:25 ポスターセッション口頭発表(E206会議室)
    • 12:30-18:00 ポスターセッション会場周辺にいますが、13時を過ぎたらお昼に行きます。
  • 11月12日(木)
    • 10:30-12:00 サンメディアさんの「図書館資料を100パーセント有効活用!「OPACを超える瞬間~図書館の現場から」」聴講
    • 12:14-12:19 ポスターセッション口頭発表(E206会議室)
    • 12:30-17:00 ポスターセッション会場周辺にいますが、13時を過ぎたらお昼に行きます。
    • 18:00 撤収してARGフェストへ

ポスターのテーマは「次世代OPACの実現へ向けた統合的検索サービスの提供」としていますが、内容はOPACへのAPI実装によるデータプロバイダ化と、次のステップであるサービスプロバイダを指向した統合検索システムの構築、といったところです。
弊社ブースでも、今年はOPACにフォーカスした展示やデモとなっています。

技術面では、日本でも実装例が少ないEx LibrisのMataLib+X-server(MetaLibのAPIオプション。MARCXMLが話せるようになります。)の上にオープンソースのXerxesを載せてみました、などでしょうか。オープンソースのおかげでカスタマイズもなんとかなりました、とかそういう話題で。http://edb.cc.affrc.go.jp/mxsg/ でお試しいただけます。

ということで、皆様のお越しをお待ちしております。お気軽にどうぞ!


図書館総合展の歩き方

来週はもう図書館総合展ですね。弊社も出展するほか、図書館退屈男はポスター発表も予定しておりますので、皆様のお越しをお待ちしております。

どこからか、「図書館総合展の行き方や過ごし方がわからない」との声をいただいたので、「よくある質問」的なものを作ってみました。項目の追加や事実と異なる点はコメント欄などでお知らせください。

例によって、このページに見ての行動は自己責任でお願いします。

会場はどこですか?

  • 展示会場はパシフィコ横浜ホールB(2Fから入ってエスカレータを降りてすぐ)、セミナー、フォーラム会場はホールBの特設会場とアネックスホール(2Fを奥まで進む)です。

どうやって会場まで行けばいいですか? >> パシフィコ横浜アクセスマップ

  1. まずは横浜駅を目指します。
  2. JR・京浜急行なら横浜駅でみなとみらい線に乗り換えるか、京浜東北/根岸線で桜木町駅まで行きます。東急線は直通です。
  3. みなとみらい線ではみなとみらい駅で降ります。改札口を出たら左の奥、赤の長いエスカレーターを乗り継いで2Fへでます。このエリアが「クイーンズスクエア」です。ここから左手にまっすぐ通り抜けます。ちなみに、右へ行くとランドマークタワーです。
  4. 桜木町駅からは海側に出て、左にエスカレータがあります。しばらく動く歩道にのり、突き当たったら右に進みます。
  5. パシフィコ横浜へはどちらも一本道ですが、桜木町駅からの方が距離があります。

入場料は必要ですか?

  • 展示会場への入場は無料です。入口で招待券と名刺または用意されている用紙に必要事項を記入して受付に渡すと、館種別に色分けされた名札がもらえます。3日間有効です。
  • セミナー、フォーラムは有料の場合があります。事前にスケジュールなどでご確認ください。>> フォーラム等スケジュール確認

展示会場は混んでますか?

  • お昼、夕方などセミナーのない時間帯はそれなりに混みあいますが、セミナー開催時間は空いています。詳しいお話を聞きたいときはセミナー開催中が狙い目です。なお、一日あたり8000人前後来場します。

セミナー、フォーラムは混みますか?

お昼を食べる/買えるところはありますか?

  • 展示ホール1Fと展示ホールの奥に自動販売機があります。
  • 展示会場内でお弁当、軽食、飲み物を販売しているほか、パシフィコ横浜2Fに軽食・喫茶、1Fにヤマザキデイリーストアがありますがお昼時は混みます。
  • 会場外ではクイーンズスクエアやランドマークタワー1F(いずれも駅からパシフィコ横浜までの通り道です)などに食堂街があります。

休憩できるところはありますか?

  • 展示会場内の喫茶スペースにいす、テーブルがあるほか、展示ホール外にいくつかベンチがあります。

お手洗いは?

  • 展示ホールBの奥と1F通路、2Fにもあります。

宿泊したいのですが?

  • 会場から近い順では、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(パシフィコ横浜向かい)、パシフィック横浜ベイホテル東急、横浜ロイヤルパークホテル(ランドマークタワー上層階)、桜木町ワシントンホテル(桜木町駅前、ホテル内にファミリーマートあり)あたりでしょうか。

横浜中華街って近いのですか?

  • みなとみらい線で2駅、元町・中華街駅で下車するかタクシーでどうぞ。歩くには距離があります。

近くにコンビニやATMはありますか?

  • パシフィコ横浜1Fにヤマザキデイリーストアが、その他はクイーンズスクウェアやランドマークタワーにあります。

荷物を宅配したいのですか?

  • ホール出口にクロネコヤマトが待機しています。

展示会場はどこから回ればいいですか?

  1. まずは出展者一覧を見ておきましょう。
  2. 会場入口に配置図があるので、まず目当ての企業、図書館等を決めます。
  3. 目当てのところから回りましょう。
  4. たいていの場合、チラシをいただいたりアンケートを書いたり名刺交換などがあります。快く引き受けるとブースの方は喜びます。
  5. 話が長引きそうなら、「次のセミナーが」などといって撤退しましょう。
  6. パンフレットなど資料類やノベルディ(たいていの場合外資系がちょっとよい品)をいただけます。荷物になりそうなら、大きな袋を配っているブースを先に回りましょう。
  7. 受付でもらった名札は、館種ごとに色が異なります。出展者はこの色や所属を判断してお声をかけることがあります。

おすすめはありますか?

  • 弊社ブースをぜひ(嘘)

ということで、経験豊かな諸兄のアドバイスをいただけましたら幸いです。