INFOPRO2008で発表してきました
第10回図書館総合展(2日目)

第10回図書館総合展(1日目)

出展参加4年目の図書館総合展。
いつものように9時過ぎにブースに入り、ブレーカを上げる。瞬くスポットライトの熱、次々と起動するノートPCのファンの音が心地よい。資料を用意し開場に備える。

オープニングセレモニーの後、開場。心なしか展示会場への来場者は少ない模様。
お昼も昨年ほどの人出はないような。展示会場が倍になって参加者がばらけているのか、それとも隣のフォーラム会場にいった人々はそのままお昼→フォーラム会場に戻りのコースなのかも。
それでも、午前にもブースを訪ねていただいた方もおり、ありがたい限りです。

午後からはNII主催フォーラム「学術コンテンツサービスの成長点 -新たなニーズへの挑戦-」の第2部、「ひろがる、つながる、CiNiiの輪 -新CiNiiプレ公開&トークセッション-」。主に次期CiNiiの紹介とそのコンセプトについて。
(フォーラム全般については、min2-fly, "学術コンテンツサービスンの成長点:新たなニーズへの挑戦(図書館総合展1/10未満レビュー?)", かたつむりは電子図書館の夢をみるか. 2008-11-26. が詳しいのでこちらをどうぞ。)

コーディネータを務めるNIIの大向さんのスライドの表紙には"CiNii goes Open"の文字。次期CiNiiのコンセプトはこのフレーズに集約されていた。

OpenURL、OpenSearch、SOAP対応。そして検索結果のRDFでの提供。
現在のCiNiiの検索結果はPermalinkで

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006656310/

と表記できるが、URLの末尾に

http://*.*.*.*/naid/110006656310/RDF

とすれば、PRISM(日本語解説)やDublinCoreで記述された書誌情報がXMLが返戻されるデモが行われた。

「図書館はデータプロバイダからサービスプロバイダへの変革期に来ている」として、CiNii他NIIの各種サービスの今後の方向性についての質疑があったが、回答をまとめると

  • NIIの他のサービスとデータも順次オープン化。この後に統合化があるだろう。
  • NIIのミッションはバックエンドサービスの形成。NIIしかできない役目だと考える。フロントエンドはユーザが自由に構成できるようにしたい。

といったところ。

岡本 真. "「Web2.0」時代に対応する学術情報発信へ : 真のユーザー参加拡大のためのデータ開放の提案". 情報管理. 49(11), (2007), 632-643.
林 賢紀, 宮坂 和孝. "RSS(RDF Site Summary)を活用した新たな図書館サービスの展開 : OPAC2.0へ向けて". 情報管理. 49(1), (2006), 11-23.

などで数年前から次世代の図書館サービスのあり方として指向され、また論考されてきた「蓄積されたデータの開放とサービス連携」がNII、NDLといった国内最大級のデータプロバイダにおいて実現されようとしている。もはや「次世代」ではない。ようやっと、我々は「次世代」に手が届いた。

このblogでも昨年3月に、

もちろん、「NIIや国会にそんな担当者がいないわけ」ではなく、彼らが本気になればもっと気合の入った、隙のないシステムを見せてくれるでしょう。

と言及したが、ようやく主役級のプレイヤーが出揃った。後は、この次に来る「サービスプロバイダ」を誰が、どう実装して見せるのか。
そして、弊社を含め、まだ「データプロバイダ」の域にも到達していないサービスは多い。OPACが、図書館サービスが次のステップに上がるためには、データの提供と再利用の両方に目配りしたサービス構築が必要になるだろう。(明日の発表はこのあたりに言及の予定)

展示会場に戻る。今年からの企画であるポスターセッションをいくつか拝聴したが、興味深いポスターも多かった。費用や要員などを考えると、ブースでの出展が難しいテーマであっても発表の機会となるこのような企画はぜひ来年も実現してほしいと願ってみる。そういえば、今年は展示ブースも木工装飾を施したものより基本設定+αに留まっているブースが多かったように思う。また、図書館関係企業のほか、大学、公的機関の図書館の出展が増えたことは、個人的に仲間が増えたようでうれしい。

自社ブースでのご案内に戻る。説明をこなしつつ、お客様と会いに来ていただいた皆様に失礼にならないよう。先日コメントさせていただいた「朝焼けの図書館員」の笹沼さんとお会いできたことが最大の収穫か。

閉場後は岡本さん他有志で関内方面へ。どうして岡本さんはよい店をあんなにご存知なのだろう。地元の地の利だけではない何かがあるに違いない。

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