納納戦隊納本ジャー
政見放送を見る。

キンモクセイの香りとa9.com、そしてGoogleツールバー

 職場の庭に植えてあるキンモクセイが香り始めました。館内でも何気なく香ってきます。秋の気配を感じますね。
 そんな今日は9/11付けエントリの続き。


(前回のあらすじ)

 京都駅でのHack in マクドの成果であるGoogleツールバー4用OPAC検索プラグイン。さりげなく公開はしているものの、課会で「『Google ボタン ギャラリー』に追加してよいか」と諮ったが、とてもマズそうな空気が机上を支配する。

 とりあえず、「またご相談させていただきます」としてお茶を濁す図書館退屈男。

 どうする図書館退屈男。明日の「サラリーマンNEO」は敵か味方か。


 で、今シーズンラストの「サラリーマンNEO」を見たわけですが。「Re:」のオチはどうなのかと。あれで彼の過去は消え去るのか。ELLEGARDENの「Space Sonic」買っちゃったよ。「コントを読む」もイイ。毎回でも見たい。でもセルフパロディは禁じ手のような。
 …いや、検索エンジンから「サラリーマンNEO 動画」で検索してやってくる人々のためにも、ネタバレは避けておこう。動画ならYouTubeが熱いと極個人的に思う。ネコ動画もあるし。Welcome。

 そうじゃない。Googleツールバー用プラグイン公開について上の了解を取る話だ。

 一時撤退を余儀なくされたが、他の案件とまとめて図入りの資料で対課長説明を試みる。コンセプトは「うちのデータベースを『どこからでも』使えるようにする。そして知ってもらう。」これで行こう。

 提出案件は3つ。

  1. Google ボタン ギャラリーへの弊社OPACの登録
  2. a9.com への弊社OPACの登録
  3. Google Scholarと弊社内リンクリゾルバとのリンク

 常日頃、内外から「広報不足」「もっと宣伝しろ」と言われる日々。だが、専門の研究者はともかく、多くの利用者の現状はGoogleなどから「たまたま」弊社サイトのサービスを知って利用に結びつく例が多いように思う。
 知名度を上げ、これを解決するために、他のサービスとリンクし「a9でも検索できる」「Google ボタンギャラリーにも登録されている」ことで新規利用者の開拓とサイトへの誘導を図る。これが1と2。3はリンクリゾルバのライセンス上、社内向けサービスとなるが「使い慣れた検索システムから原報入手/複写依頼をワンストップで行う」ためには必須。

 ただリンクされるのを待っているだけではだめだ。ここは打って出ないといけない。そして同業他社のサービスとの差別化を図る。

 課長、課長補佐を交えての30分の攻防。「それはメリットがある」として無事クリア。次は、当課事業担当の上役に諮ることに。ややもすれば当課の事業は「上に諮りもせずよくわからん技術を使って勝手に動いている」と言われがち。うちは公安9課でも特車2課第2小隊でもないので筋は通すことには同意。意思決定はプロセスも大事。

 翌日(つまり今日)、課長補佐と上役の個室で資料説明。「それはどんどんやるべき」と高評価。ただし、「いわば『裏口』から来るお客さんになるわけだ。いつでも出せるよう記録はちゃんと取ってね。」との指摘。アクセスログはちゃんと確保し集計、分析しておけということか。こんなこともあろうかと、RSS系のアクセスは別に集計できるよう仕掛けがしてある。

 GOサインは出た。設定開始だ。

 1はGoogleへの申請が必要。動作確認は済んでいるのですみやかに必要事項を記入、送信。「数日で終わるよ」と英語の自動応答メールが返ってきたが、日本語で記入しても大丈夫だったのだろうか。

 続いて2。a9.comの登録フォームにOpenSearch DescriptionファイルのURLを入力すると、動作確認と文法が自動的にチェックされる。これも事前に確認済み。問題なし。そしてSubmit。本番環境への反映はすぐに行われたようだ。
 検索フォームの[More Choices..]の[Over 300 more...]から"library"をキーワードにして絞り込むと、2ページ目の最後に弊社OPACが表示される。ぜひ"+ add this column"してご利用いただきたい。ただし、ユーザ登録(無料)していないとデフォルトのデータベースのほかは1つしかデータベースを登録できない。
 勢いで簡単なマニュアルも作成(PDF)。図書館総合展でも配れるかな。使ってもらえればよいのだが。

 3の件については、Google Scholarの「図書館向けサポート」に「詳細については、リンク リゾルバのベンダーにお問い合わせください。」とあるので、素直に設定用XMLファイルの作成をベンダに依頼。しばらくかかりそうだ。

 OPACだけでなく、弊社の主力商品である文献データベース群を同様に様々なインターフェースから検索できるようにするのが最終目的であるが、この試みでサンプルデータと経験は蓄積できるだろう。

 物理的に一箇所に固定されたインターフェースのみではなく、あらゆるところにその影があり、様々な、使い慣れたインターフェースから検索できるデータベース。我々の進撃は着々と進む。


 図書館総合展、今年も出展が決定しました。今年は、会場中央の通路、一ブロック目の奥側の角地でお待ちしております。出展者プレゼンテーションも11/21にありますが、夕方17時ごろのセッションなので人が集まるかどうか不安です。詳細は追ってお知らせします。

コメント

この記事へのコメントは終了しました。