changeclass - referencerからcatalogerへ
2008/04/01
4月1日。朝9時。一枚の辞令。そして今日から目録(と図書館システム)の主担当になった自分。
PCと、5年の間にたまった書類を台車に積み、住み慣れたレファレンスカウンターを後にし事務室へ。「ナメクジの購入先」やら「タニシの養殖」といったレファレンスも懐かしい。
入荷した資料は待ってはくれない。書誌と所蔵をつけよう。誰が呼んだかcopy cataloging。当方では研究報告やら研究所の独自出版物など灰色資料の山。ここで作らなければ誰が作る。他の研究所で作成した書誌でも一応チェックしながら所蔵をつける。巻冊次で処理している年報類に間違えて子書誌のレコードをつけてしまったのは秘密だ。
そう、図書館退屈男、真剣に目録と対峙するのは就職以来初めてなのだ! 15年目にして走る衝撃!
(NACSIS-CAT対応の図書入力の研修は筑波大で受けたけどそれは10年前。)
引継で課せられた任務は、研究所間で共同構築している総合目録の品質管理と図書館システムのリプレースに向けた仕様策定、現行システムの運用。もちろん自館の目録作成も。OPACならともかく、業務系システムを実際に使いつつバグフィックスなどの面倒まで見るとは。なにこの業務の多さ。叫びたくなる。
Catalog...Catalog make me crazy...crazy! Catalog...NACSIS change everything!
......I've got nothing...nothing to loose.
…いや、だからさ、あるから。失うもの。いろいろ。
目録について真剣に取り組むのもきっと悪くない。APIの公開は軌道に乗った。PORTAからも利用できるようになった。次は中身の充実だ。どんなに遠くてもたどり着いてみせる。
ということで、今年度はNIIに何度も研修に伺わせていくことになるかと思いますので、関係各位には何卒よろしくお取り計らいいただきたくお願い申し上げます。
果てしない引継ぎを終え、帰宅の途に。地元の大型書店を出て握り締めるは「ON THE ROAD 2005-2007“My First Love”(初回生産限定盤)」。2006-2007のツアーに参加できなかった図書館退屈男にもたらされるわずかな至福のとき。
入学…いや入院まであと一週間。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程に通うことになりました。何も知らない新参者ですがどうか、どうかよろしくお願いします。
なので今日からこのblogもThird season。
勝手な言い分ですが、tzhayaさんのような方が目録を担当されるというのは、この業界にとって明るいニュースなのではないでしょうか。FRBRにRDA、次世代目録を通して広がる新しい図書館サービスの可能性を楽しく伝えていただけたら、と思います。とかいいながら、私もテクニカルのはしくれですので、それなりに研鑽していこうと思います。
投稿情報: cheb | 2008/04/09 20:32