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2007年8 月

MidNight Hack

 「[drf:50] OPACにJuNii+をマッシュアップ」という記事が流れた。

 宮崎大学で、先週からOPACの書誌詳細画面に「関連する学術成果」を表示するようにしたとのこと。サイトはここ。書誌詳細画面からタイトルやキーワードを抽出し、JavaScriptでjunii+をRS検索してXMLで返ってきたデータをパースし表示している。カコイイ。

 日曜日にネタをもって長崎講演の予定ではあるのですが、ネタがだんだんマンネリ化していている気がするこのごろ。

 ここで負けてはいけない。(誰に?)

 昔UNIX Userを読みながら作成した、OpenSearchのアグリゲータを引っ張り出し、クライアントとしてデモできるよう実装を開始。知らないうちにWWW::OpenSearchが0.12まで上がっていて、ATOM対応になった。ここで狙うのはOPACと農林水産研究文献解題とのマッシュアップ。この文献解題は、毎年一冊程度ではあるが、農林水産業に関する主要な技術的課題をとりあげてこれに関する研究文献を解題しその内容を紹介するほか、主要な関係文献について体系的に整理し解説を加えている。つまり農林水産研究に関するレファレンスブックといえよう。

 急ごしらえなので無理はできない。文献解題はHyper Estraierでインデックスを作成。OpenSearch対応APIを標準で備えているのがありがたい。

 OpenSearchでのアグリゲートを最終目標とし、今回はOPACの検索結果のうちタイトルから文献解題を引き、関連の情報が入手できるサービスを目指して実装を開始。
 WWW::OpenSearchをアップグレード……そして動かなくなった。

 例によってPerl使いの後輩に無理を言って解析を依頼する。いくつか改良点を指摘されたので、ぽちぽちと直して……とりあえずOPACは検索できるようになったが、ヒット件数の多い単語を入れると速度がガタ落ち。何とかしたいのだが次期システム待ちか。

 OPACの検索結果からHyper EstraierへOpenSearchを使ってタイトルを検索語として投げるようにしたのだが、こちらはうまく行かず。

 ああもう時間がない。まだ一日あるし、寝坊して飛行機に乗り遅れないよう、寝よう。 


現代の図書館(45)2

 「図書館退屈男、突貫します!」と東京国際ブックフェアで無駄にGoogleブースに突入してから一ヶ月あまり。

 7~8月は

  • XooNIps研究会ワークショップ(東京、大阪)で事例報告
    (大阪には一週間前に出席要請があり、N700系に初乗車。)
  • 原稿2本執筆+校正1本(1本入稿済み、1本はテープ起こしまで終了)
  • 講演資料等スライド作成4本(2本終了)
  • 第24回医学情報サービス研究大会(8/25-26、長崎、活水女子大学)継続教育コースで講演(当日参加も受け付けていますのでぜひどうぞ。来年はつくばです。)

など詰まり気味充実した夏のスケジュールです。某所でアキバ系呼ばわりされたり、急遽在つくば図書館系blogerのオフ会に参加したりとそこそこ忙しい夏も後半です。オフ会は筑波大生を中心に、いろいろな方にお会いできてとても楽しいひとときでした。またやりたいですね。

 ということで、先月校正した原稿、「現代の図書館」45巻2号が今日届きました。「Web2.0と図書館サービス」ということで国内外の事例を中心に取り上げています。よろしければ残暑しのぎにどうぞ。

 そこで、ツッコミを受ける前に「見所」を紹介しておきます。本文中の図2(p.121)で、AquaBrowerを使用しているQueens LibraryのOPACの検索結果表示を紹介していますが、"Japan"というキーワードで検索すると本当にこんな結果が出ます。別に狙って出したわけではありませんが、ぜひお試しください。Authorとして"> Takahashi, Rumiko (77)"とか"> Clamp (46)"などレコメンドしてくれます。親切なシステムですね。(誰に?)
 今日、再度検索したら蔵書数が増えていました。"踊る大捜査線"は貸借中です。Central Libraryの場所はマンハッタン島の東。ニューヨークを訪れる機会があったら、ぜひ立ち寄りたいスポットですね。