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図書館総合展(2-3日目まとめて)

背広の下のロックンロール。背広の中のEM-ONEα。背広のポケットのSkypePhone。電波な図書館退屈男。

ホールA内では自ブースに設置した無線LANからの電波はおおむね拾える。なので連絡用にSkypePhoneを用意したのだけれども、電波は届いても場内の騒音で通話困難。標準のイヤホンマイクは首のあたりにマイクがあるのですが、余計な音を拾ってしまい声が届かず。来年はうまい運用を考えよう。

で、何時間かおきに訪れる「xxxxさんいますか」のお呼びにも対応できず、失礼をしてばかり。運よくブースで待機中に訪れた方に新しいサービスなどご説明などしていると、その後ろで手を振っている知人が! すみません、すぐ終わりますからとも言えず、順番待ちをさせてしまう始末。図書館退屈男、話が長いのもいけない。結局お待ちいただいていた方も帰ってしまったり。本当に申し訳ないです。次回は確実に待機している時間を決めて、ブース前でデモや説明などできればと思いますです。

OCLCからも日本人のお客様が。珍しいことです。お名刺をいただく。昔のOCLCのロゴがバーコード=機械可読を意味したものだったとはじめて知る真実。そして、このロゴや名前もOnline Computer Library Center Inc. から OCLC Inc. に変わる、とのこと。これも時代の流れ。今後もお付き合いしたいところ。

NDLの方とはPORTAとの連携の件でご相談したかったのですが、担当の方にお会いできずブースにいた方に資料を託すのみ。OpenSearchに去年から対応しているので、連携はすぐできるはず。APIも早く使いたいな。
(後からメールを頂き、OpenSearchに対応済みなら連携は困難ではないとのこと。API公開は年内~年度内の模様。)

Yahoo! Japanからも来客が。こちらのRSS&XML APIFirefox対応アドオンの実装などついてご説明。先進的と驚かれた模様。御社のようなプロバイダと連携ができれば、もっと面白いことができるかもしれない。

今回は、昨年の資料に加え、青少年向けに研究成果を分かりやすく説明したパンフレットを別途配布。高校生以上向けではあるけれど、中学校や公共図書館の方にも好評をいただけた。
また、「うちは文系なので…農学は…」と仰る館種向けには、以前報道されたピーターラビットの日本初翻訳の歴史を塗り替えた「日本農業雑誌」2巻3号(1906年11月)の「悪戯な子兎」掲載号をお見せし、歴史的な資料も収蔵していることをアピール。実際にお使いいただく機会はないかもしれませんが、これもまた広報。

公共図書館の方には、このほか国立国会図書館のレファレンス協同データベースに入力したデータを見ていただき、このようなレファレンスにも対応できることをご説明。こちらも好評をいただく。だんだん活動を知っていただくためのネタが増えていることを実感。

その他、来場者からいただいたレファレンスにブースで回答したり。どこでもレファレンス。

そして運動不足な図書館退屈男の足は3日間の立ちっぱなしに耐え切れずもうぼろぼろ。パトラッシュ、僕もう眠いよ。それでもトークはとまらない。マシンガンのように話し続ける。で、「お会いに来てくれた方がいたけど、止まらないから声がかけられなかった」と厳しい指摘。来年からコンパクトに説明しようと思うものの、説明したい、伝えたいことは山ほどある。どう整理するか。課題は残る。

最終日。16時ごろには付箋紙が、続いて資料も在庫0に。用意した800部の資料が全て裁けました。
新しく当館を知っていただいた方のほかに、リピーターも増えているような感触あり。

18時に閉場のアナウンス。同時に説営業者が入ってブースの解体を開始。合間を縫って撤収作業。今年の図書館総合展が終わったことを思い知らされる。ちょっと涙。

来年は、第10回は隣のホールを使い「倍の規模で」行うとのこと。また来たい。そして新たな出会いの場になればいいなと願う。。


図書館総合展(2日目) Intermisson

2日目の夜はオフ会。参集範囲はmixi司書コミュニティ「OPACを作ろう」トピック+Project Next-L合同。の予定のはずが、大幅に人数が増え、24人で中華街で大宴会。

話は10月に遡ります。Next-Lの定例オンラインミーティングの際にオフ会の開催を決定、アナウンスとお店を予約。とりあえずこの時点で20名。

着々と申し込みを頂き、エントリ締め切りまでに17名が参集。

これで確定か思いきや、前日になって連れ合いからメールが。

(別の図書館員系SNSから)8日にオフ会実施の連絡があったけれども、合同?

取り急ぎそちらのSNSにログイン。メッセージを確認すると、

11月8日(木)17:30にxxxxブース前集合。
合言葉は「インド人は?」「ランガナタン」

そんな話はまったく聞いていない。インド人って、レインボーマンでも来るのか。勝手に人のブースを待ち合わせ場所にしないでくれ。まあ大丈夫だけど。
急いでそちらの主催者に合同開催の打診のメールを送信。

そして当日。連絡がつき、不安はあるものの合同で開催することに。
お店には人が増えたと連絡。本当は「変更は3日前までに連絡を」と言われていたのに、開始60分前に電話をするこの非常識さ。

現地到着。もう先に何人か到着していた。結局お店の2回を実質的に貸しきった形に。4,500円でコース料理+飲み放題。

19時を過ぎたので、とりあえず乾杯。テーブルが3つに分かれてしまったけれど、見知っていたりいなかったりの人々と話すのもまた楽し。以前、レファレンスをいただいて回答差し上げた大学図書館の方に始めてお目にかかったり、ネットで動画を配信(なんと無線LANが使えるお店なのだ)していたのでチャットで参加している人に挨拶をしたり。遠路筑波から参加していただいた筑波大の学生の皆様とお話できなかったのがちょっと残念。そちらはそちらで盛り上がっていたようです。

アルコールが進むと、さらに様々な表裏の業界事情も。勇気がないのでかけません。

お開きは9時過ぎに。でないと筑波から来た人は帰れない。
〆はNext-Lのボス、原田先生から。

「来年は2階を貸しきるぐらいの人数でやりましょう」
「でれきれば『Next-L出展打ち上げ』で」

…これ以上人が増えるのか。どうなってしまうのか。我々はどこへ行こうとしているのか。来年も幹事?うわあああ。

うだうだと立ち話の後解散。
非常に楽しい一夜でした。

こういうノリの集まりがもっとできればなあと、ホテルに帰って思う次第。
とりあえず明日もあるからもう寝よう。でも興奮して眠れない。

…夢の中でまで宴会の幹事をしているとは。


第9回図書館総合展(1日目)

 今年もやってきました図書館総合展 in パシフィコ横浜。例によって準備含め4日間連続で詰めています。留守番部隊の課内各位に感謝を。今日は遅番なのでホテルで待機中。

 弊社ブースは、昨年のメインストリート角地という超優良物件から移動し、一昨年と大体同じ、左奥の図書館関係団体エリア(今命名)の緑色のブースで営業中です。今年はオシャレに花など飾ってみました。小間配置にはなにかローテーションのようなものでもあるのでしょうか。

 今年は特に新ネタはないのですが、展示会に間に合わなかった下記サービスのカットオーバに向けて鋭意準備中です。まだテスト画面もお見せできないので、詳細については別途お問い合わせください。

  • 12月以降リリース予定
    • 文献データベースのOpenSearch対応
    • OpenSearchアグリゲータと横断検索サービス提供
    • OAI-PMH実装
  • 11月中リリース予定
    • 相互貸借サービス開始(現在社内決裁中。NACSIS-ILL応需。)

 そして、例によって「____さんいますか」といって訪れてくれる方多数多謝。また昨年のLibrary of the Year(2位の館にも光を。何かください。)を覚えていてくださり、「衝撃を受けたので今年も来ました、ところで…」といってなぜか簡易なデータベース構築手法をコーチして差し上げたり。不在時や他の方の接客中に見える方もおり、大変失礼をしております。来年からは予約制にしようかしら(嘘)。

 とはいえ、業界関係者が集まっていて適宜情報交換ができる、という場としては図書館総合展はよい機会だと思います。展示や各種フォーラムも魅力的ですが、そういうコミュニティを広げられる場としての展示会、という側面を打ち出せるような企画があってもよいのかなあと思います。

 また、両親の故郷の町の図書館の方が奇遇にも通りすがり、「あの、失礼ですがそちらはN県のT町でしょうか」とお声掛けするとその通りとのこと。その後はローカルな話題で盛り上がりつつご説明差し上げた次第。現地は干し柿の下ごしらえで忙しいことでしょう。

 2日目の今日はこれからフォーラム聴講、午後はブース対応、夜はオフ会の予定です。さ、支度しよ。


図書館総合展。一昨年から個人的なテーマ曲は「恋は死んでしまった」(松任谷由美、1999。「Frozen Roses」収録。歌詞はこちら。)。ギターなロックに載せた「November...」とか「...港 交差点」などのフレーズがこの季節の横浜にはちょっとマッチな感じです。テンションを高めて会場入りする図書館退屈男でした。