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君はブックトラックの上に乗れるか

今日は平成20年度ERMS実証実験会議出席のためNIIへ。会場がわからず携帯で電話をするも切れてばかりでご迷惑をおかけしました>関係各位。
当面の取り組みとしては、実験計画の立案のほか、ベンダにアカウントとシステムの設定をお願いすること。課内の体制をどう整備しよう、とか考えながらヨドバシAKIBA(TX秋葉原駅の真上にあるので寄らざるを得ない)でCDを購入して帰宅。

帰りのTX車内でメールを読む。で、カレントアウェアネス-Eにこんな記事が。

このほか,図書館向け家具などの製造を手がけるDemcoのスポンサーによるブックカート・ドリルチーム(注)・ワールドチャンピオンシップや,(略)
(注)ブックカートを利用した集団創作ダンス

依田紀久. E816 2008年度ALA年次大会 <報告>. Current Awareness-E, No.132, 2008.07.23. http://current.ndl.go.jp/e816 [last access 2008.07.23]

あの、「ブックカート・ドリル」ってなに?

「ブックカート=ブックトラック」だろうけど、「ドリル=漢のロマン」ではなさそう(激しく違う)。今メールを見ている非力なEM-ONEαでは同記事にあったYouTubeの動画は見られない。気になる。同じ記事で、

またインターネットを使った即時的な情報共有も活発に促進され,Wikiを通じて会議の配布資料を共有したり,参加者によって撮影された多くの写真を,写真共有サイトFlickr(E443E636E788参照)上で「ALA2008」というタグを付けて共有したりするなど,新しい動きも見られた。

とあったので、取り急ぎFlickrを。"bookcart"で検索するといいですよ。

2646869791_f38e9d5d9e_m …ブックトラックの上に乗っていますね。
Uploaded on July 7, 2008
by ALA - The American Library Association
2647701848_6795139e11_m …ブックトラックの上で立ち上がっていますよね。
Uploaded on July 7, 2008
by ALA - The American Library Association
2647701142_42f91a21fd_m …それにしても、みなさんノリノリです。さすがワールドチャンピオンシップ。
Uploaded on July 7, 2008
by ALA - The American Library Association

プレスリリースによれば、8チームが参加したようです。日本からの参加はありません。
“Palm Desert Library Cart Attacks,” (Riverside County (Calif.) Library System)。「Cart Attacks」ですよ。元ネタはStreets of Fireですかね(OPでEllen Aimのバックバンドをしていたのが"Attackers")。カコイイチーム名。

動画がYouTubeにありましたので貼っておきますね。

ブックトラックの取り回しだけでここまでのアクションができるとは…アメリカのlibrarian恐るべしです。日本でも、キハラあたりのスポンサードで実現しないものでしょうか。

それにしても、参加者同士で写真をFlickrで共有するのはいいアイディアですね。JLAの全国図書館大会でも取り入れてほしいものです。

これはアレですね。来年は日本から「もってけ!セーラーふく」でエントリすれば全世界のOTAKUに大ウケで(以下自重)


第25回医学情報サービス研究大会でPromotional materialの謎が解けた

Fun_2

 これ、なんでしょう。なんていう名前のものでしょう。

1月にOvidから広報セット一式と一緒に頂いた"A fun Desktop Surprise!"なこれ。医学情報サービス研究大会で企業展示をされていたOvidの方に聞いてみました。

図:「今日もブースにありましたけど、これ↑は結局なんだったんですか?」
Ovid:「『図書館退屈男』ですか?」
図:「え、ええ、あそこで紹介されていましたよね。(うわ、見られてたよう。)」
Ovid:「本社いわく、「自分で考えろ」ということでした。」
Ovid:「例えば、上司からいじめられた時に、これを「ぐにっ」としてみるとか…。」
図:「はあ。」
Ovid:「キャッチフレーズとかも和訳してみましたが、かえって解りにくいことがあって。」
図:「そうですよねー。」

ということで、自由な発想でお好きに粋に使うのがよさそうだ、ということがわかりました。

OvidSP、7月31日にバージョンアップ予定だそうです。(とまさに今プロダクトレビューで紹介がありました。)


第25回医学情報サービス研究大会(前日)

第25回医学情報サービス研究大会です。一年近くの準備期間を経てとうとう前日になりました。準備です。会場の設営やら机を運んだり「アヤムラサキ」(飲みたい方はシールラリーへGo)4ケースを運び込んだり。あれよあれよという間に、しゃれた案内板が立ち上がりグッズ販売所が設営され、「これおいも?!」の箱はアンケート回収箱に早代わり。

アントシアニン配合飲料が多いのは図書館退屈男が手を回し、研究所の産品をこんなところでも密かにPRしているからです。詳しく知りたい方は、会場へいらっしゃるか、"紫の誘惑 アントシアニンの機能性と紫品種". 食と農の扉. No.1, (2006). p4-10. をご参照ください。

さて、継続教育講演講師だった昨年と違い、今回の図書館退屈男の主なミッションは参加者対応ということで、休憩室でサーブするお茶菓子をまとめ買いしたり集合写真の交渉やとりまとめ(買ってください)などで済むかな、と思っていたら、

司会という大役が回ってきました。(思わず太字)

あまつさえ、「0.5倍速でちょうどいい」トークしかできず、喋りだしたら余計なネタで確実に10分は時間を超過しプログラムを狂わせタイムキーパーを恐怖のどん底に陥れる魔性の図書館退屈男が開会/閉会式の司会ですよ。いや本当に。(わかっているなら何とかしろ>自分。)

…これは「司会をちゃんと務めて時間配分を学べ」という諸先輩方の配慮ということでしょう。ありがたく承ります。アドリブはなしの方向で。そんな図書館退屈男を見学したいという方は、お近くの筑波大学春日キャンパス講堂までお越しください。iPhoneを買うよりぜんぜん安い参加費を受付で払うと、もれなくトートバックと予稿集が手に入る上、2日間のすべての講演(抄録あり)が聴講できます。ここでしか買えない各種グッズもあなたを魅了することでしょう。

では、会場で見かけましたら、お気軽にお声をかけてください。


多忙という闇を抜けて

「このblogは月一連載ですか?」と聞かれても仕方がない図書館退屈男です。書籍化なんて絶対に無理です。

次期(2009年3月稼動開始)の図書館システム等一式の調達の官報公示が今月初めにあり、それに向けて6月は仕様書の確定と総合評価基準の作成に追われ、先日入札説明会を無事終えて一区切り付きました。誰も止めなかったのでOPACの仕様は今までの知見と野望のすべてを投入し全身全霊をこめて書いていますが、予算との戦いの結果レコメンドだとかその手のナウい機能は載っていません。

この間、医学図書館55(2)に解説記事が載りました。情報の科学と技術58(5)と併せて、よろしければご笑読ください。

そうだよ大学にも行っていないし、論文も書けてないし、それでもINFOPRO2008の発表は受けてしまうしで気ばかりあせる夏の入り口ですが、明日からの第25回医学情報サービス研究大会に備えて今日は早寝することにします。2日目の参加者企画「医学系レファレンスの集い」で10分ほど喋りますので、お近くの方、特に大学図書館職員長期研修とかでつくばのけだるい休日をもてあましていらっしゃる方はぜひお越しください。春日キャンパス講堂が受付です。当日参加も受け付けております。(宣伝)


「土曜日はARGカフェに行く自分は勝ち組」という方もいらっしゃるかもしれませんが、会場で麦茶を見たら図書館退屈男のことも思い出してください。(謎)