第8回図書館総合展 (3rd Day)
2006/11/27
図書館総合展も最終日。資料を配る手にもより一層の心をこめて。
今日は出席予定のフォーラムもプレゼンテーションもなく、ちょこちょこと他社のブースをのぞきに行くほかは一日ブースで説明と資料配布。むしろ今日は珍しいお客さんが会ったぐらいだろう。一人は4月に東京の研究所へ異動となった後輩。最近便りが無いので心配していたが、今は刊行物の担当で締め切り間際の研究者を追い立てるのが仕事らしい。1時を回り人手も余ったようなので、2人で昼食。HardRock Cafeをセレクト。無意味にアメリカン。そしてRock'n Roll。情勢厳しいと伝えられるアンナミラーズも捨てがたいが、TowerRecordでまんまと「デトロイト・メタル・シティ」1・2巻を購入した自分にはHardRock Cafeが意味なく似合う。ゴートゥDMC。昼食、いつもの戯言、そして別れ。今日は急に横浜への出張が決まり、大体は見たのでもう帰るという。東京ライフ。
もう一人は、9月まで非常勤として勤務していた方と再会。他の研究所に派遣が決まり、今日は「勉強して来い」ということで出張だそうだ。別に、上司の方ともお話しさせて頂いたが、派遣職員の身であっても出張させ最新の動向を把握させる姿勢に感服。何かと厳しい弊社ではそうも行かないだろう。
隙間を見て他のブースも偵察。普段ブログを読ませていただいている方の発表後、意見交換をさせていただいた。一昨日のフォーラムでも話題になったところだが、館内用のOPACでは検索結果で単に「検索結果は0件でした」と出すのではなく、所蔵は無いがMARCのデータを見せ、「こんな本もある」と案内しているという。「検索結果は0件でした」終了。では芸が無い、とは最近よく聞く話。NDL-OPACやWebCATにリンクして他館所蔵を探させる例もあるが、amazonやbk1へリンクし「この本を購入する」という選択肢があってもよいのではないか。アフィリエイトがあれば歳入増になるかもしれない。「地元の本屋を守れ」というのなら、そのまま書名、ISBNなど必要な情報をプリントアウトさせて本屋さんに持ってゆき注文すればよい話。あとは本の到着まで自分がどのくらいの時間を待てるが、だろう。早いほうがよければamazon、遅くてもよいなら図書館で順番待ちもあり。そんなサービスもよいのでは。などと思う。
14:30-15:00はフォーラムの狭間。ホール内の人も増える。資料も捌ける。今年用意したのは800部。昨年と同じ数量だが、200部ほど余した。今年もそんなくらいだろうとの事前予測。
17時。フォーラム終了。各社とも最後の接客に懸命な様子。弊社もだ。ふと気づく。資料があと(A4コピー用紙500枚入り箱)一箱を切っている。誰かが、「どうせ後から『すみません、まだありました…』と言うだろう」と呟きつつバックヤードの段ボール箱を片端からつぶして歩く。
そうこうしているうちに、こちらは一昨日のフォーラムを聴講した方から「アレは御社が1位になるべき。」「今はビジネス支援が重要かもしれないが、その先を考えたら御社の取り組みは重要。そこを分かっていない。」「フロアから発言の機会があったら一言苦言を呈したかった。」と熱いご支援のメッセージを頂く。相変わらず、「一昨日のフォーラムを聞いて」いらっしゃる方も多く、第3者に取り上げていただく効果を実感する。
終了時間が近づく。誰かが言った。「資料ありません。すべて配布しました。」800部がすべて捌けた。バックヤードからも、資料が消えていた。それでも来場者は尽きない。データベースに特化したリーフレットや個人手持ちの資料まで配る。
そして配るものはなくなった。なんとなく高まる達成感。でもすぐに撤収準備。デモ用のPCを順次梱包、箱詰め。宅配便の宛名書き。これから中国四国方面で開催されるセミナーのために送られるPCもあるので、注意深く梱包。
18時。終了のアナウンス。確か去年は拍手があったような…と感慨にふける間もなく梱包梱包搬出搬出。すべての荷物が搬出された頃、ブースの木工は設営業者の手により手際よく解体されてゆく。3日間ありがとう。そして自ら分電盤のブレーカを落とす。さあ、帰ろう。
残っていたスタッフで中華街へ。小さな食堂で上海蟹! 初めてだったが、こんなにおいしいものだったとは。ただ、小さいから食べにくいけど。
ということで今年も無事閉会。無事でなかったのは自分の体。…一日置いて腰痛が。なのでblogの更新も遅れること5日。
次は名古屋で会いましょう。